点滴ビンの中の灯り

撮影:Teshigawara
撮影:Teshigawara

初めて緊急事態宣言が出されたとき

まことしやかに各国の首相のセリフが

極端な形で流れたことがあった。

 

中でも強烈だったのは

「外出したら射殺」といった

フィリピン大統領の言葉だった。

 

大げさな揶揄が含まれると思っていたら

実際、移動宣言など政府の政策に

抗議や批判をした場合

射殺を含めた強硬措置をとることを明言したとニュースで流れた。

 

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今回は、ロゴ制作の仕事を通してこのことを知った。

 

最初、イメージのために送ってもらった画像は

風よけに、点滴瓶をさかさまに

ほのかに点されるロウソクの灯りだった。

 

フィリピンの山村にある診療所の中で

撮影された1枚だった。

*政権批判をする神父も殺されている。。

 

今にも消えそうにゆらぐあたたかな光が

生命そのもののように思えた。

 

 

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依頼主は

隅田川医療相談会(あじいる)で一緒に動いている

横浜の寿の医療従事者だ。

彼女を通して離れた国のことを知った

 

*詳細「世界 2021年1月号・ネグロスからの手紙――虐殺と弾圧の島で」

 ○クラリッサ・シングソン(翻訳・構成=木村英昭、勅使川原香世子) 

 

https://www.iwanami.co.jp/book/b553170.html

 

 

*国際人権監視NGO Stop the Attacks Campaign (SAC)

 

https://sac-japan.org/about/