年末はほぼ引きこもりでしたが
昨日は山谷の辻で路上演劇をみて
燃える火にあたりながら炊き出しの年越しそばをすすってきました。
互いに名も聞かず誰だか知らぬまま
一緒に椀を配り「いい年であるようにぃいーー」と乾杯をするとき
何故かわたしは安堵します。
そこには役割も肩書も生活の仕方も無くて
ただ人間が同じ火にあたり
あたたかいご飯を食べ
言葉を交わしていく
根源的な生命の温度があるからでしょうか。
世界全体をかえりみると厳しいばかりで
山谷のまちも静かに暮れていきますが
この辻だけは
「死ぬな。生きのびよう」という熱を持っていました。
橙色の灯りが点る。
一人ひとりが点灯夫のように生きることへ導いてくれます。
誰もこぼれず
光りの春を迎えられますように☆
今年もまた、お世話になります。