はぐらうり

昨日は雨に降られる中を

お花リヤカーで商店街を回った。

 

いつもダンボールをくれる八百屋さんで

見かけないモノを見つけた。

 

「はぐらうり」といって

調理も胡瓜のように簡単だというので買ってみた。

 

面白い名前だと思って調べてみたら

「歯がぐらぐらしていても食べられるくらい柔らかい」のがウリだそうだ。

 

そういえば

仲間のIやんの歯は

「最後の一歯」と呼ばれ

下あごにたった一本残っている。

それでもドシドシ

ご飯をおかわりできるのだからすごい生命力だ。

 

長老のツボさんはこないだ入れ歯が途中から割れてしまい

その後その歯がどうなったか尋ねたら

「あれ捨てた」となんだか嬉しそうに笑っている。

そして

「もう一個あるからね」と言った。

2つも入れ歯を持っているのだ。

 

今夜食べた「はぐらうり」を

今度はあの二人とも一緒に食べてみたい。

 

そして

八百屋さんで野菜を買うと

美味しい食べ方を教えてもらえるので

これはやっぱり専門の人から新しく知ることであり

凄いことだなぁと思う。

 

***

タテ半分に切ってから

中の種をすくって

あとはただサラダ用の酢をかけてみたが

これが柔らかいだけでなく

水分をたっぷり含んでいて

シャキシャキして旨いのだった。

 

 

来週は「はぐらうり」の感想を

八百屋さんに伝えよう。