小説デンドロカカリヤの主人公のように
ぐるりと自分の内面に顔がひっくり返るというのとも違うが
時には少しだけ立ち止まって
自分の内部に
視線を移すような作業も必要だ。
むしろ半日くらいならば
植物園の温室で
ぬくぬく陽を浴びながら
デンドロカカリヤとなって
ぼんやりとしているのもいいだろう。
・・・・・・・・・・・
仲間からおすそ分けしてもらった
セルフケアの用紙には
7つの枠が描いてあって
「自分がホッとする
モノ・人・その他を
書いてみましょう」と言葉が添えてある。
過度の緊張の中では
自分が何をしているときにホッとするのか?
今何をしたいと思っているのか?が分からなくなってしまう。
もし見つからなくなったときには
書いたメモを見てみる。
言葉のお守り。
今度は
この用紙を
私もまた
周囲の誰かに
おすそ分けしてみたいと思う。