雨と虫と糸

虫の声と雨の音がする朝だった。

年取った犬が足元で眠り動かない。

 

自宅にひきこもって過ごす連休二日目。

小物を持ち歩くのに欲しかった袋を作る。

端布を集めると

小さなピンクッションとサシェも作れた。

リボンを巻いてみる

綿をつめてみる、ちくちく作る。

 

誰にも会わない日にも

様々な映像や人の声が心の内を巡っていく。

 

あの子の良いトコ

寂しそうな横顔

高すぎるヒールの靴音や眠たそうな目

うつ向いたまま笑う顔

彼女のこれから。

 

 

茶色の朝