化粧品売り場に並んでいるのは「デカ目効果抜群」とうたっているモノが多い。

特盛りマスカラ、モテマスカラ。

商品名にも工夫がこらされている。

 

わたしの目は小さい。

後ろから陽を浴びるともはや黒い穴があいているだけであり、

「埴輪のハニー」と突然目の前の友だちが笑いながら呼んだことがある。

 

昔の少女漫画などは顔の半分が目であり、大抵はキラキラ潤んでいる。

驚き衝撃の際にはすっかり黒目がなくなり白目になる。

あれだけ白目を向くとすれば「死霊のはらわた」レベルであり、驚く相手にまた驚くこともありだ。

 

流行は巡り繰り返すというので、平安の頃に戻って小さい目もそのうち来るかもしれないと見ているが一向にない。

 

細い目にいいことがあるとすれば虫が入りにくいことだろう。

それでも時折、この細い目にも虫が入ることがあるものだ。

 

「まぶしいの?」

「いやこれで普通」

*まぶしがって目を細めていると勘違いされるパターン。

 

細雪にならって、細目とかいてササメメと呼ぶことはないだろうか。