山谷玉三郎の珈琲

山谷玉三郎こと

玉さんに会ったのは

「あうん」の取材の時分だった。

 

先日、祭りの日に遊びに出かけたら

イナセな姿でビシッときめていた。

 

声をかけると

私のことなどは覚えていない。

 

それでも

年末、路上劇場「さすらい姉妹」を2回見ていることと

以前、写真も撮影させていただいたことを伝えると

「そうか。俺の若い頃を見ているのか」と

「それじゃぁご馳走しないとな」と言って

奥に入っていく。

 

珈琲を頼んで

「案内する」と

あうんの店内にあるカウンターに席をこしらえてくれた。

 

そして私を座らせると

黙って玉三郎は去っていくのであった。

 

「よっ!玉さんっ」

 

粋なはからいでありました。

 

■水族館劇場

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